2月, 2016 | 淡路プラッツプラッツからのメッセージ
La(ラ) vida(ビダ) es(エス) un(ウン) carnaval(カルナバル)
安原 彩子
「人生はカーニバル」
今年は暖冬といわれ、寒いのが苦手な私にはまだ過ごしやすい方でしたが私が好きなメキシコに比べればかなり寒い日本。冬は余計にメキシコが恋しくなります。そして、メキシコよりさらに暖かいお隣の国、キューバ。カリブ海に浮かぶキューバの音楽を聞くだけで体温も上がる?サルサ界の女王、キューバ人セリア・クルスが歌う「La vida es un Carnaval(人生はカーニバル)」は、孤独だったり、傷ついたり、つらくてココロが凍りついているようなときにもおススメです。
Ay, no hay que llorar 泣くことはないのよ
Que la vida es un carnaval 人生はカーニバル
Es mas bello vivir cantando 歌って生きる方が素敵でしょ
セリア・クルスの見た目の度迫力と歌唱力、そしてサルサのリズムに圧倒されて、私は「そうかも・・・」と、単純に思ってしまいます。(笑)
そして、「人生はカーニバル」まさに、ブラジルは今がカーニバル!普段は貧しい暮らしをしているブラジルの人たちが1年に1度、贅を尽くして着飾り、きらびやかな山車のまわりでサンバを踊りながら練り歩き、人々が熱狂するカーニバル。日本で言うなら「お祭り」にあたりますがイメージは全く違う。でも…
えらいやっちゃえらいやっちゃ ヨイヨイヨイヨイ
踊る阿呆(あほう)にみる見る阿呆
同じ阿呆なら 踊らな損損(そんそん)
・・・ブラジルと同じ血が流れているとしか思えないのは私だけでしょうか?(笑)
「人生はカーニバル=お祭り=マラソン?」
プラッツでマラソンと言えば「大阪マラソン石田さん」ですが。実は私も同じころマラソンを始めていました。
友達が初めて10キロマラソンに出るというので応援しに行ったとき、まさに私の頭の中に「同じ阿呆なら走らな損損♪♪♪」・・・流れてきました。(笑)
それから10キロマラソンに参加するようになり。しかし、42.195キロなんて絶対ムリムリムリ。とさらさら走る気になんてなりませんでした。が、ホノルルマラソンに誘われ、ハワイに行きたい!という理由で、とうとうフルマラソンに出ることになりました。
ホノルルマラソン当日。朝5時スタートに大勢の人たちはさらに早くから集まりだし、DJはハイテンションでスタートを盛り上げ、アメリカ国歌が歌われ、ついにスタートと同時に花火が上がる。まさにお祭り。
私のように初マラソンの人、何度も走っている人、伴走者と走る視覚障害の人、仮装している人、アーミー(軍隊)の人など等、老若男女みんなそれぞれにゴールを目指します。途中で歩いたり、足が痛くなって止まったり、休んだり、トイレに行ったり、くだものやおかし、ポテト、ビールをもらって食べたり飲んだり(地元の応援の人々の差し入れ)。(ある人は途中でマクドに行ったり、家でシャワーしたりする人もいるとか)とにかく42.195キロの道のりをその人のペースでその人なりに進む。
それからマラソンは長くてつらくてしんどいと思いつつ。当日は走る人も応援する人も、お祭りのようなにぎわいでワクワクするマラソンが好きになりました。あと、自分が走るようになって気付いたことがあります。それまでは私も「がんばれ~!」と応援していましたが、「もうすぐ給水所あるよ」とか「あともう少し」とか、「その調子!」とか。「がんばれ~」といわれるよりも頑張れる。
是非、騙されたと思ってセリア・クルスの歌を聞くか、マラソンしてみてください。寒い日本の冬を温かく過ごせるかもしれません。(笑)
2016年2月28日
カテゴリー: スタッフエッセイ