ひきこもりの若者が、居場所活動を経て「仕事」をしはじめる。 | プラッツからのメッセージ
こんにちは、20年前から淡路プラッツ居場所で生息している宮武です。
淡路プラッツで居場所活動を体験したひきこもりの若者たちは、いつか出ていきます。
アルバイトをはじめたり、会社員になったり、その後は様々です。
またメンタル的にも私たちののサポートが必要でなくなっていきます。
居場所活動はさながら、社会に出ていくための充電期間のイメージですね。
本当に不思議なことですが、居場所で一定の期間を過ごすと次に進めるエネルギーが貯まり、「働いてもいいかな」という気になっていく若者が多いのです。
社会に出ることが恐怖以外の何物でもなかった若者たちが……。
その時に、プラッツでは大きく2種類の体験をしてもらいます。
ひとつめが「トライアルジョブ」といいます。
このアクションの目的は「働いている人の近くで過ごすこと、ちょっとお手伝いしながら」です。
プラッツは「歩みは小さいところから」がモットーなのです!
急な段差はみんな登りにくいですから。。。
塾のお掃除や八百屋さんのお手伝い、デイサービスのお手伝いなど、希望する若者とのマッチングを大切にしています。
ふたつめは「関係者からオファーされたバイト」です。
ご近所銭湯の深夜清掃、便利屋さん、子ども会館の事務作業、スーパーマーケット、淡路島のわかめ漁など、さまざまな事業所の方が、若者の一歩に協力してくださっています。
プラッツの活動をご理解くださっている方々からいただくお仕事は、スタッフも十分に関わることができるため若者も安心して一歩踏み出すことができます。
このようなステップを経て、自分で職探しができるようになり、仕事を継続していけるようになるまでスタッフは伴走します。
2021年7月1日
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