「テシゴトプラッツ~「手」を動かすと、“イイこと”がある。」 | プラッツからのメッセージ
宮武 小鈴
新しい「ないプラ」
昨日は、金曜夜恒例の“ナイプラ”が2階で行われている上階で、別の「ないプラ」を開催していました。恒例は「ナイトプラッツ」という夜時間を飲食しながらまったり過ごす取り組みですが、新しい「ないプラ」は鬼気迫るものがあります。それは「内職プラッツ」。なぜ鬼気迫るのか……それはつまり、納期が迫っていたのです。
東京のHARMONIKさんというところが子どもの遊び場用のアイテムを企画していて、その作成を請け負っています。今回は、造花(これも手作り)を入れる「花束ケース」で材料は布とサテンリボン。裁断、ミシン、手縫い、といった工程があり、その中でとてもおもしろいことが起こっているので、それを今日はみなさんにお伝えしようとおもいます。
バーストモード
内職の良いところは「納期」です。若者にとっては、これだけでも社会とつながっていることをおおいに実感できます。「納期」に向かって、「逆算してスケジュールを考える」「実行したけどスケジュールどおりにいかない」「作業の失敗と復活」など、素敵なエッセンスが満載。そして究極は「作業効率を上げるための工夫」ができること。手仕事なので自分のボディを使うしかない、その結果「バーストモード」がやってきます。これは“ゲーム”の中で、パワーがある一定のところまで溜まったら必殺技が使える、というものです。内職では“ちょっとした工夫”を連続することでやってきます。その結果、ひとつ8分かかってた作業が2分になり、×100個するとものすごい時間差が出てきます。しかしこれを得るには、悟空に甲羅を背負わせた亀仙人ではないですが「締切り仙人」からの無言の圧力に立ち向かえるという強さが少々必要なのです。ですのでプラッツの居場所メンバーの中でも、遊びきったのちある程度社会参加を意識できるようになった段階の人に向いています。
ボランティアさん募集
手縫いが大好きな方、「ないプラ」のボランティアをしませんか?工賃は「ないプラ」に参加している若者への寄付になります。ご興味のある方はプラッツまでどしどしお電話かメールでお問い合わせください!
内職だけじゃない
テシゴトプラッツは内職だけでなく、プラッツらしい手仕事品の企画販売をしようとしています。近いところでは10/27のSabo Platzに登場。食べほメニュー(¥2,000)にオリジナルロゴ(もちろん手描き)のカップがついてきます。おそらく全部雰囲気が違うので、選ぶのが楽しいですよ。お待ちしております!
2018年10月17日
カテゴリー: スタッフエッセイ