AwajiPlatz 30Th

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アートプラッツ展望台 | プラッツからのメッセージ

宮武 小鈴
たとえば、道路にチョークで描かれたケンパの跡。
人に説明しようとして、失敗した地図。
絵が下手なんです、といいながら一生懸命に描いてみたネコ。
何回引いても失敗する線。
こんな感じで暮らしの中で時々、出現してくるおもしろい絵がある。見過ごすと空気のように無かったことになり、そのつつましさに笑いがこみ上げても来る。
わかりにくいがアートプラッツの原点はこんなところにある。
先日、プラッツ本棚の奥から「週刊ジャンペ」という手作り雑誌が出てきた。
プラッツ創立5周年記念、と描いてあるから20年前の関係者でつくった模様。
これが手書き漫画満載で完成度もえらく高い。個人情報とかの概念がいらない時代のものなのでバンバン写真や名前が出てきて、遊びすぎだが謎にセンスがいい。すなわち20年以上前から、プラッツには「表現」の息吹があった模様(プラッツ考古学資料その2、その1も実はある)。
今年、プラッツは25周年だが、これをしのぐものがはたして作れるのか?!と過去からの挑戦状に、スタッフ間で物議をかもしている。
さて、アートプラッツの目指すところは「すべての人が、気軽に自分を表現できる場所」だ。
この気軽に、ってのがポイント。その中で、
「自分オンリーワンの表現を探検する」これは「ファインアート部門」。
また「日本人に生まれてみたからには伝統工芸で表現したい、すなわち気軽に伝統工芸にアクセスできること」これは「伝統つながる部門」。
それから「自分の表現で社会とつながること」これは「しゃかツナ部門」。
それからあと3つくらいあります。
ファインアート部門は、現在ぼちぼち発進中。
伝統つながる部門は、具体的には「漆体験」。うるしってなかなか出会えないですよね、自分が使える素材として。でも使えたら絶対素敵だ。
シャカツナ部門は、ロゴマークがツナ缶におシャカさまが乗ってて、内容はアートプラッツに来てる若者の作品で何か販売しよかなと。別名、「商人部門」。ロゴマークが「聖人」やからね。
というわけで、「ぶらぶらと」「なんとなくやる」表現の居場所、それがアートプラッツです☆
★2017年度のアートプラッツは7月からはじまります★

カテゴリー: スタッフエッセイ

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